2010年 07月 01日
PC-8001
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初めて手に入れたパーソナル・コンピュータはNECのPC-8001でした。
CPUはi8080系のZ-80互換のNEC製のμPD780を搭載。モニターROM24KBにN-BASIC(NはNECのN 開発提供元はマイクロソフト)を搭載。RAMは標準で16KB搭載されていて空きソケットにもう16KB増設できるようになっていました。デジタル入力のRGBモニターが使用できるモニター出力、プリンター用のセントロニクス・インターフェース(パラレル)、テープレコーダにプログラムなどのデータを保存するためのCMTインターフェース、システム拡張用バス・インターフェースなどが用意されていました。
社会人になった年の冬のボーナスを当ててキャッシュで買った記憶があります。同級生が勤める秋葉原の量販店で、16KBのメモリを増設して32KBフル実装で定価と同じ価格で購入しました。会社の一年先輩の人も買うというので2台一緒に買うから、と交渉しての結果でした。当時、PC-8001結構な人気で売り上げも好調で、秋葉原あたりでも全く値引き無しの定価販売が当たり前の状態だったのでちょっと安く買えたと言えます。
パソコン用のRGBモニターが純正オプションとして同時に発売されていましたが、高精細(高解像度)の物が20万円弱、普通の物が10万円ちょいと、パソコンを買うのもがやっとだったのにモニターまで買うのは最初から無理でした。(笑) パソコンの画像信号をRF変換してテレビのアンテナ端子に接続してテレビに表示して見られる変換器が2万円位で発売されたのでこれを買ってテレビに映して使っていました。
このパソコンでは、BASICを勉強しました。今のウィンドウ・システムが載ったパソコンと違って、販売されているソフトを購入するか自分でプログラムを作成するかしないと何にもできません。インターネットのような物も無い時代ですし。
BASICのリファレンス・ブックを読んでいるだけでは全然分かりません。(笑) サンプル・プログラムが載っている市販の本を買ってきて打ち込んで走らせながら勉強をしたら理解が早まりました。当然のことですが、
そのうち仕事でパソコンを使って、データ処理を行う必要がでてきてプログラムを書きまくりました。詳細を説明すると、膨大な文字数が必要なので、かい摘んでどういう処理かというと、与えたデータを最終的に欲しい形に処理してEP-ROMに焼き付けるという処理です。プログラムを書き終えて、試しにデータを与えて実行してみました。数十バイトの元データを処理するのに、1時間以上かかることが分かり考え込んでしまいました。数十バイトのデータを何百も処理しないといけないのです。こればかりではく、他にもたくさん仕事を抱えていたので、何百時間も処理にかけていられません。途中の一番複雑な一部の処理を機械後で記述して、BASICから機械語サブルーチンとして呼び出すように書き換えました。これとマイコン雑誌(当時はパソコン雑誌というよりもマイコン雑誌でした)に載っていた処理の高速化の記事で、表示のための表示ICの動作を処理中だけ止めるという処理を追加して、試しに走らせてみると、1時間以上かかっていたものが、10数分で終わりました。これで仕事が劇的にはかどります。
このPC-8001は3、4年使い倒した後、友人が練習用に欲しいと言ったので、譲りました。10年ほど後に、その友人に会った時に「あのパソコンどうした?」と聞いたら、「物置入れ放り込んである。」とのことでした。その友人はこの時点で既にMacユーザでした。もしかしたらそのまま物置の中に忘れさられているかも。(笑)
CPUはi8080系のZ-80互換のNEC製のμPD780を搭載。モニターROM24KBにN-BASIC(NはNECのN 開発提供元はマイクロソフト)を搭載。RAMは標準で16KB搭載されていて空きソケットにもう16KB増設できるようになっていました。デジタル入力のRGBモニターが使用できるモニター出力、プリンター用のセントロニクス・インターフェース(パラレル)、テープレコーダにプログラムなどのデータを保存するためのCMTインターフェース、システム拡張用バス・インターフェースなどが用意されていました。
社会人になった年の冬のボーナスを当ててキャッシュで買った記憶があります。同級生が勤める秋葉原の量販店で、16KBのメモリを増設して32KBフル実装で定価と同じ価格で購入しました。会社の一年先輩の人も買うというので2台一緒に買うから、と交渉しての結果でした。当時、PC-8001結構な人気で売り上げも好調で、秋葉原あたりでも全く値引き無しの定価販売が当たり前の状態だったのでちょっと安く買えたと言えます。
パソコン用のRGBモニターが純正オプションとして同時に発売されていましたが、高精細(高解像度)の物が20万円弱、普通の物が10万円ちょいと、パソコンを買うのもがやっとだったのにモニターまで買うのは最初から無理でした。(笑) パソコンの画像信号をRF変換してテレビのアンテナ端子に接続してテレビに表示して見られる変換器が2万円位で発売されたのでこれを買ってテレビに映して使っていました。
このパソコンでは、BASICを勉強しました。今のウィンドウ・システムが載ったパソコンと違って、販売されているソフトを購入するか自分でプログラムを作成するかしないと何にもできません。インターネットのような物も無い時代ですし。
BASICのリファレンス・ブックを読んでいるだけでは全然分かりません。(笑) サンプル・プログラムが載っている市販の本を買ってきて打ち込んで走らせながら勉強をしたら理解が早まりました。当然のことですが、
そのうち仕事でパソコンを使って、データ処理を行う必要がでてきてプログラムを書きまくりました。詳細を説明すると、膨大な文字数が必要なので、かい摘んでどういう処理かというと、与えたデータを最終的に欲しい形に処理してEP-ROMに焼き付けるという処理です。プログラムを書き終えて、試しにデータを与えて実行してみました。数十バイトの元データを処理するのに、1時間以上かかることが分かり考え込んでしまいました。数十バイトのデータを何百も処理しないといけないのです。こればかりではく、他にもたくさん仕事を抱えていたので、何百時間も処理にかけていられません。途中の一番複雑な一部の処理を機械後で記述して、BASICから機械語サブルーチンとして呼び出すように書き換えました。これとマイコン雑誌(当時はパソコン雑誌というよりもマイコン雑誌でした)に載っていた処理の高速化の記事で、表示のための表示ICの動作を処理中だけ止めるという処理を追加して、試しに走らせてみると、1時間以上かかっていたものが、10数分で終わりました。これで仕事が劇的にはかどります。
このPC-8001は3、4年使い倒した後、友人が練習用に欲しいと言ったので、譲りました。10年ほど後に、その友人に会った時に「あのパソコンどうした?」と聞いたら、「物置入れ放り込んである。」とのことでした。その友人はこの時点で既にMacユーザでした。もしかしたらそのまま物置の中に忘れさられているかも。(笑)
by subaru_57
| 2010-07-01 13:51
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