2010年 09月 10日
NeXT
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アップルを追われたスティーブ・ジョブスが数年かけて発表したコンピュータ。OS、ハード構成、価格などから考えて、ワークステーションというのがふさわしいコンピュータと言えるでしょう。ハードウェアのラインナップにはレーザ・プリンタまでありました。
今となっては絶滅してしまった感のあるMOが初めてコンピュータに搭載されていました。1ドライブしかないMOドライブが起動ドライブというのには少し無理があったようにも思われます。
OSの核はUNIX、UNIXの中でもリアルタイム性が高いMach。このカーネルは今のMacOSXのカーネルに引き継がれています。デザインはMacの初期のデザインを多数手がけているフロッグデザイン。MacSEとかMacIIシリーズのデザインの延長線上にある感じでしょうか。Macと違うのはシリーズ全部を通して全体が黒で統一されていることでした。それが精悍さを演出してかっこいいものでした。
価格も高くパソコンのようにパソコン・ショップの店頭にデモ機が置いてあるというようなマシンではありませんでしたので、なかなか実機に触ることはできませんでした。
スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションのビデオを何度も見たり、雑誌の紹介記事などを読んである程度までは理解できたつもりでしたが、新しい技術やコンセプトがたくさん採用されていたこともあり、イメージだけで理解できないところも多々ありました。キヤノンの商品紹介セミナーみたいなものに申し込んで、やっと実機を触ってみることができました。
その後、キヤノン関係にツテができて、頼み込んでデモ機を2,3週間借りることができました。借りたのは平べったくなったNeXTstationでした。Cubeはモノクロ(グレースケール)でしたが、 NeXTstationはカラー表示になっていました。CPUも68030から68040になった分、劇的とは言えないまでも、かなり速くなっていました。
NEXTSTEPが時間を経て、後にMacOSXに受け継がれて行くことを考えると、NeXTというコンピュータは無くなってしまいましたが、その存在意義は計り知れないものがあります。中でもUnixというオープンな環境でたくさんの先進的なソフトウェアが開発されたということは特筆すべきことだと思います。
後年、中古ショップにNeXTCubeが並んでいて、もう少しで買ってしまいそうになったことがありました。(笑)
by subaru_57
| 2010-09-10 14:02
| 記憶に残るコンピュータ

